DISHと体の動き、なりやすさ

DISHでは、動きとなりやすさとの関連で、脊椎病変では動きが少ない部位に起きやすいかもしれない、という仮説があります。

 

DISHで起こりやすい部位である胸椎は、頸椎や腰椎に比べ動きが少ない部位です。
そして、DISHは、胸椎では右側に出やすいです。レントゲンを正面から見たり、CTでみてみると、右側によってみられるのが確認できます。

 

胸椎は動きが制限されており、それがDISHの原因と関わっているかもしれないという考えもあります。もしかすると単に体位や体勢の問題かもしれませんが、左側にあまり見られずに右側に多くみられるのは、大動脈の拍動の動きの影響を受けているかもしれない、という説です。内臓逆位の人では左側にDISHが見られるようで、大動脈を避けるようにDISHができることから、このような説があります。

 

これはただの一説なので、確定した事実ではありませんが、興味深い説だと思います。